ちせとプリンセスがメインの作品です。
東洋と西洋にそれぞれある道。同じ道ではありますが決して同じ道ではありません。だからこそちせは思考を続けます。アルビオンからすれば世界の端にある国にすぎない日本はどうすればよいのかを。ちせとプリンセスとがチェンジリングをし、一夜だけでも立場が入れ替わったとしてもそれは続きます。
プリンセスの覚悟を目の当たりにしたちせは尋ね、プリンセスの闇すら感じるような笑顔とともに述べられた答えはかつてを思い出させ、いたたまれなくなります。そんなちせを追いかけてきたプリンセスがちせの言葉で彼女に話しかけます。それに戸惑いを覚えつつも、湧き上がる高揚はそれだけで心地がよいものなのです。
ちせとプリンセスという差異の際立つふたりをセリフのみならずシーンを用いて表現している作品です。
それとアニメ本編よりももしかすると過酷な日々を送っているであろうドリーショップへの謝辞も述べなくてはなりません。ありがとうございます。もっと用意してくださいと。
