ドロシーとベアトリスものです。反町豆腐様(@merryyy87)が裏表紙ならびにゲスト原稿を担当されています。
記憶を失ったベアトリスと失った記憶に衝撃を受けるドロシー。いつしかふたりはそれぞれお互いを傷つけてしまったのではないかと避けるようになり、心労が原因でドロシーは倒れてしまいます。
そんなドロシーの看病を任されたのはベアトリス。気まずい雰囲気の中、あの時一緒に口ずさんだ歌が離れていたふたりをゼロに近づけます。「ただいま」と「おかえり」。それだけでふたりは前に進めると願わずにはいられません。
この騒動でドロシーとベアトリスは以前のようにはいかないでしょう。でもそれは問題にすらなりません。なぜならこれからふたりで再び、一緒に歩いていけばいいのです。できることならば歩幅を合わせて。
反町豆腐様の裏表紙も含めて一冊で二度楽しめるステキな作品です。