社会人のナルは毎日が忙しく、魂の燃料としてアルコールが欠かせません。そんなナルのストッパーとして存在しているのが家出少女のユキ。
どうしてもすれ違うことが多くなってしまいますが、それでも一緒の出かけて、一緒に同じ時間を過ごしていきます。しっかりもののユキとだらしないナル。対極にいるふたりはだからこそぴったりと寄り添うことができているのかもしれません。
ふたりのゆるやかな毎日が彩られている本作、ユキがどうしてナルのところにいるのか、そしてふたりの関係はなんであるのか――様々な疑問がありますが、とりあえず横に置いてふたりの生活を見つめることに注力したいと思います。
それにしても裏表紙にさりげなく記載掲載されている英訳の「Corporate Slave(社畜)」のインパクトがわりかし強めなのも凄いと思いました。