『少女☆歌劇レヴュースタァライト -Re LIVE-(スタリラ)』に登場する音無いちえと夢大路文メイン(いちふみ)の小説本です。表紙イラストは環月紙袋様。
※本作はスタリラのストーリーのネタバレを含む内容となっています。
- あたしと文と料理
- 私といちえと勉強
- 二人の真面目な話
ある意味で終わり、そしてある意味で始まった5人の新しい毎日をこれまでと同じく過ごす中、文はふと感じていた違和を珠緒に明かします。文の言葉を聞いた珠緒がある可能性を指摘した途端、文は苦い顔をしそんな文を見た珠緒は思わず笑ってしまいます。そんなふたりに珠緒は、食事の買い出しに行って欲しいと告げます。「今から真面目な話をするわ!」帰路の途中、立ち寄った公園で文が言葉を紡ぎます。いちえには伝えなくてはならないことを、そしていちえだから伝えられることを。
- いちえと文と二人鍋
それぞれの視点でそれぞれを語る展開で、全体的にいちえと文とにフォーカスされており、他には珠緒がほんのりと登場するのみの小説本となっています。
印象的な表紙イラストはもちろん、最後の章タイトルのみひと文字飛び抜けていることが、ふたりの関係がこれまでよりも一歩前進したかのように思えました。また、えてして鍋にはポン酢が欠かせないように、誰よりも真面目に向き合っている文には、ほどよく脱力させてくれるいちえのような存在が、必要なのかもしれないとも思いました。