じゅんななな本です。
純那が声を荒げたのは、下駄箱に入れられていた一通の手紙を見つけたから。思いがけないことにレッスンに集中すらできない有様。「で? 返事は?」ルームメイトのななの問いに純那は「しない」と即答。その理由を聞いたななは決意の固い純那を前に何も言うことができません。
その後、ふたりがふたりで冬を迎えた頃、ななはもう一度同じ光景を見ることになりました。「好きな人、いるから」今度はななが慌てふためく様子を見せる番でした。想像もしていなかった物言いにななは思い当たる名前を告げるものの、純那は否定。安心したななが冗談のつもりで放った言葉は、ふたりの今後を大きく変えかねないもので――。
純那の想い、そしてななの想い。ふたりのふたつの心情がそれぞれの視点から描写されている作品となっています。テレビアニメ本編の視聴をしてから閲覧すべきかもしれません。