感想:『初恋日和』とも様、鱈鱒様、ダディ様、まんぷくべあ様、黎様

2020年3月16日月曜日

感想 少女☆歌劇レヴュースタァライト

t f B! P L

秋風塁✕巴珠緒合同誌です。たまるい本です。表紙はダディ様。※ネタバレが含まれる内容となっているため、スタリラをプレイしてからの閲覧を推奨します。


  • 「穴が空くほど(漫画)」とも様
珠緒と一緒にいて笑顔になる塁。そんな塁を見て笑顔になる珠緒。この同人誌がどういう内容なのかが即座に理解できる作品となっている他、ほのぼのという単語はこのふたりのためにあるのではないかと勘ぐってしまうほどです。それにしても珠緒の最後の台詞に塁は元気よく「はいっ!!」と告げていますが、はたして本当に内容を聞いていたのか、それは塁でさえわからないのかもしれません。


  • 「0秒後に死ぬ秋風塁 冬の新作(漫画)」鱈鱒様
寒空のもと、ふたりで先に進む珠緒と塁。寒さに身を縮こまる珠緒を見た塁は暖を取るためにカイロを取り出します。しかし、珠緒にはそれよりも傍にいる存在で熱を取ろうとして――。はにかんだ珠緒を見た塁に抗う術などありません。ラストのコマでカメオ出演している面々に塁は救えるのでしょうか、気になります。


  • 「るいたまパパラッチ大作戦!!(漫画)」ダディ様
「そうは言っても心配なのよ!!」珠緒から相談を受けた文はいちえとゆゆ子に吠えます。さらには後をついて行くほどに心配している文の気苦労を知ってか知らずか、珠緒と塁のふたりは同じ時間をともに過ごしていきます。ふたりが訪れた動物園で見慣れたあの草食動物を冷めた目で見るというハプニングがありながらも、ふたりの時間に終わりが来ます。真剣な眼差しの塁の言の葉が珠緒に伝わったちょうどその時、スマートフォンからはあの着信音が――。


  • 「渇した花弁、紅を食らう(小説)」まんぷくべあ様
凛明館女学校を卒業し、飲酒ができる齢となった面々は久しぶりに集結します。珠緒と恋仲になった塁は文やゆゆ子にまくしたてられながらも、珠緒のことを考えてしまいます。「いい、ですか」酒の勢いか、はたまた自身を奮い立てたのか。塁は珠緒に"おねだり"をします。「……うん。いいよ」許可を得た塁は珠緒に手を添え、そばに寄せ、そして温もりを分け合います。


  • 「いちご味の幕間(小説)」黎様
偶然にもふたりきりとなった珠緒と塁。それならばと珠緒の提案でふたりは遠くに足を伸ばします。最近話題のアイスクリーム屋で同じ味でもアイスクリームとジェラートとを選び、食べ比べをしはじめます。「塁ちゃん、口開けて」珠緒の発言に、塁はただ従うことしかできません。それこそ雛鳥のごとく口を開けてしまいます。


外連味のない塁の珠緒への想いを書き写すがごとく、珠緒と塁とがいちゃいちゃしている作品が連なっている快作となっています。「渇した花弁、紅を食らう」で塁が暗記している様を含め、反応や行動理由がまさしく秋風塁だなと唸らざるを得ませんでした。

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