感想:『ゆるたま七福神』恭一様

2019年1月24日木曜日

GLF25 感想 少女☆歌劇レヴュースタァライト

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『少女☆歌劇レヴュースタァライト』のスマートフォン向けアプリ少女☆歌劇レヴュースタァライト −Re LIVE−に登場する田中ゆゆ子秋風塁メインの小説本です。

夜型人間のゆゆ子のまぶたはすぐに閉じてしまうかのように常に重いのですが、それを一瞬で吹き飛ばす特効薬がひとり存在しています。それは友人である秋風塁。彼女の声が耳に届けば、眠気があっという間に吹き飛びます。

年が明けてすぐに塁からかかってきた電話でゆゆ子が彼女に伝えたのは、七福神めぐりの付き添い。田中家の毎年恒例行事をゆゆ子ひとりで行わないといけなくなり、自身の介助役を兼ねて誘ってみたのでした。

七福神めぐりの当日、ふたりはお互いが凛明館にいる時とは違う姿と、同じ姿をと見せ合います。慣れているゆゆ子が慣れていない塁の前ではついつい饒舌になるその理由は塁に理解してもらいたいから。

塁の眼差しが誰に向けられているのか、ゆゆ子は理解しています。たったの一歩。しかしながらその一歩を踏み出すか否か。誰にも言えない感情がゆゆ子を動かし、そしてゆゆ子をためらわせるのです。それでも、ゆゆ子は信じています。塁との約束を。今は、それだけでも充分なほどに満足で、思わず笑みを浮かべてしまいました。

ゆゆ子という少女の抱く、乙女の心情に焦点を当てた素敵な作品でした。

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プリンセス・プリンシパル
・プリンセスとドロシーが協力してアンジェに迫るお話
・ドロシーとベアトリスが子作りに励むお話(現パロ)

少女☆歌劇 レヴュースタァライト
・田中ゆゆ子メインの凛名館もの
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