表紙からわかる通りのドロアン本です。素敵です。
青の映える表紙にいるのは嬉しそうなドロシーと普段通りのアンジェ。ふたりにしてみれば隣り合わせなのは当たり前で、同じ光景を見てきっと違う感情を抱き、それぞれの意見を侃侃諤諤たたかわせて、最後はそんな姿を見て思わず笑顔を浮かべるのでしょう。
「運転する時は前見てちょうだい」というアンジェをドロシーは笑います。それもそのはず。そのために何度も車を停めたのですから。
アンジェの想像よりも帰りは遅くなるかもしれませんが、その分間違いなくドロシーの笑顔は輝き、その笑顔はアンジェの怒りを溶かしてしまうに違いありません。
舞台はアルビオンかもしれませんし、現パロかもしれません。しかしながら何よりも大切なのはふたりが一緒にいることです。