前半はベアトリスの想いから始まります。
自分を救ってくれたプリンセス。ベアトリスが彼女のためだけに淹れていた紅茶は今、チーム白鳩のために。香りが広がるたびに笑顔も広がり、プリンセスはベアトリスに笑みを向けるはずです。アンジェとドロシー、そしてちせが来てからというものこれまで体験したことのないようなことばかりがおきます。命の危機に陥ったことさえあります。
そんな中、ふと気づいてしまいました。自分の笑顔がもしかしたら彼女を笑顔にできないのかもしれないと。でも。それでもベアトリスは紅茶を淹れます。大切なひとのために。ベアトリスという芽は果たして、どんな花を咲かせるのでしょうか。楽しみです。
後半はプリンセスのもとへお忍びで訪れたアンジェのシーンから。プリンセスの淹れた紅茶をプリンセスと半分にわけたスコーンとともに食べるアンジェはプリンセスの選んだベアトはいい子だとつぶやき、そしてそれに反論するかのごとくプリンセスは「みんなチーム白鳩の仲間だわ」と述べ、アンジェを諭し始めます。
唇と唇がふれてしまえるくらい近くにいるのに、言えない言葉だけがただ想いを馳せます。
そしてラストの歯止めがきかないふたり。このページだけでも読む価値のある作品となっています。ププのアプ! ププのアプ!!